借入する金融機関の口コミ、本当に信用できる?
金融機関の口コミというのは、広告やインターネットで多く見かけます。これらの広告の多くは、自社の金融機関のキャッシングはいかに優れていて、借りやすいかということが全面的にアピールされており、少し不安に思う場合があります。CMや広告などでも、本当に重要な注意書きや金利の仕組みが隅の方に小さい字で書かれていることも多く、いかにも集客効果のみを狙っているようにしか見えないケースもあります。
口コミは評判とは少し仕組みが異なります。評判とは、第三者が評価した内容も含めて客観的事実の割合が多くなります。当然、マイナス評価も多く見られるので、その対象の不利な面も多く現れます。しかし、口コミは違います。クチコミの多くは、その対象に対して肯定的立場の意見が多く、その対象の利用を勧めるものがほとんどです。キャッシングにおける金融機関の口コミもその例に漏れません。そのため、口コミで評価が高かったからといって、その企業を無条件で信用するのは賢明とは言えません。むしろ、不自然に高評価の多い口コミの場合、サクラの存在を疑うべきです。サクラとは、例えば、行列の中に自分の従業員を混ぜて繁盛を装う飲食店のように自演自作をするメンバーのことです。口コミの場合、誰が書いたのかわからないという特性を利用して、自社の従業員にわざと高評価の顧客を装う形で書かせる場合すらあるのです。全く信用するなとは言いませんが、口コミは判断材料の一つでしかなく、その信頼性は決して高くないということを知っておいてもらいたいのです。ちなみに、悪徳商法のサイトで最も威力を発揮するのは、この口コミの巧妙さなのです。